鯉のぼりの吹流しや七夕の短冊などの色が決まっているとは?! 

三月のおひな祭りの節句の時のお膳に出すちらし寿司には、絹さやえんどうなどの緑色のもの、卵の黄色、エビや紅ショウガの赤色、レンコンの白色、そしてノリの黒色と五月の端午の節句で上げる鯉のぼりの最上段の色は、青色、赤色、黄色、白色、黒色の五色でこれは、また7月7日の「七夕」様の五色の短冊の色紙も青色、赤色、黄色、白色、黒色(現在は、紫を使用しているとか)と決まっているそうです。 

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これらのことは、古代中国で作られた「陰陽五行説」の考え方で、万物は「陰」と「陽」の二気によって成り立ちこの二気が交感し合って、「木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(みず)の五つの要素が生まれ、その働きが五行であるとされています。

この五行(五気)の相生(そうしょう=相性が良いこと)、相剋(そうこく=相性が悪いこと)によって、万物、森羅万象を理解しようとする思想が、日本に伝わってきたということです。

その五行とその意味することと、その色と季節と5節句については

木(もく・き=樹木などが成長すること)・緑または青・春・人日(じんじつ)=1月7日

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火(か・ひ=火のような灼熱の性質)・赤、夏、上巳(じょうし)=3月3日

土(ど・つち)=万物を育成・保護する)・黄・土用(どよう)、端午(たんご)=5月5日

金(ごん・か)=金属のように固い性質)・白・秋・七夕(たなばた)=7月7日

水(すい・みず)=神聖な命の源)・黒または紫・冬・重陽(ちょうよう)=9月9日

ということで、陰陽五行説に十干が結びついて甲・乙を一組、丙丁を一組と順に十干を5組に分けてそれと十二支が組み合わされて年号が決まったようです。

  1. 木の組、甲・乙(きのえ・きのと)、②火の組 丙・丁(ひのえ・ひのと)、 ③土の組

戊・巳(つちのえ・つちのと)④金の組 庚・辛(かのえ・かのと)、⑤水の組 壬・癸(みずのえ・みずのと)となり、例えば十二支の「子」(ね)が五行説の甲・乙・・・と組み合わされた時の呼び方は

甲子を陽性(兄=え)の木(き)=「きのえね」・乙子を陰性(弟=と)の木(き)「きのとね」 *丙子を陽性の火=「ひのえね」・丁子を陰性の火=「ひのとね」

戊子を陽性の土=「つちのえね」・己子を陰性の土=「つちのとね」

庚子を陽性の金=「かのえね」・

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