なんでお正月におせち料理を食べるの?子供に聴かれたら応えられますか?

正月と言えばおせち料理、もっとも最近は食べない家も増えてきていると聞きます。

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でも、子供に
「なんで『おせち料理』って言うの?」
「なんでお正月に『おせち料理』を食べるの?」
なんて聴かれたら、やっぱり親としてはちゃんと応えたいですよね。
親の威信をかけて、ここは是非、意味と由来を覚えてください。

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・なぜ『おせち料理』と言うのか?
「おせち」とは「お節」と書くとおり、もともと「節日(せつにち)」のことを指していました。
この節日とは、読んで字のごとく、各季節の変わり目あたる祝日のことを言います。

昔は節日※の祝日が1年間で5日あり、その各日で節日料理がつくられていたのです。
この祝いを朝廷では節会(せちえ)と言って、お祝いの宴が催されていました。

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そして、現在では、おせち料理と言えば、お正月に食べる料理を指すようになったのでした。

※節日とは、
①人日(1月7日)
②上巳(3月3日)
③端午(5月5日)
④七夕(7月7日)
⑤重陽(9月9日)
を五節句として、現代までお祝いの習慣が残っています。
そして、元日(1月1日)は別 格で、上の五節句とは別に、新たな年を迎える特にめでたい日とされています。

・なぜお正月に『おせち料理』を食べるのか?
おせち料理は、もともとは神様のお供え物として作られたものです。
大晦日に捧げて、年が明けた元日(1月1日)に、新しい年を無事に迎えられたことを感謝し、また、新しい年の繁栄を祈りながら、家族全員で神様のおさがりとして、おせち料理を頂くのです。

あと、正月の三が日の間は、神様がいらっしゃるので基本的に他の仕事をしてはいけないことになっています。その為、その間は炊事のために台所に入らないという習慣ができ、三が日の間はおせち料理を食べて過ごす、という風習で出来上がったと言われています。

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