あなたの苗字は「何と読みますか?」「読まれますか?」

あなたの苗字は「何と読みますか?」「読まれますか?」

皆さんは、初めてお会いした時には、自己紹介をするので一般的にはお付き合いのある方々の呼び名には、何の抵抗もなくお話ができていると思いますが、ちょっと場所が変われば、同じ漢字の苗字の方の呼び方が変わってくるものですね。私の知っている方でも、日本人の苗字のベスト100の苗字の「漢字」に入っている方では、「渡辺」(わたなべ・わたべ)・「山崎」(やまざき・やまさき)・「宮崎」(みやざき・みやさき)という読み方の方がおられますが、次の方々の呼び方では、一番多い呼び方はどちらでしょうか? 

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漢   字
  1. 読み方(呼び名)
  1. 読み方(呼び名)
  1. 読み方(呼び名)
外山 そとやま とやま
古山 こやま ふるやま
古谷 ふるたに ふるや
上岡 うえおか かみおか
神山 かみやま こうやま
神野 かみの こうの じんの
清野 きよの せいの
千田 せんだ ちだ
大和 おおわ やまと
長田 おさだ ながた
土橋 つちはし どばし
飛田 とびた ひだ
久野 くの ひさの
河本 かわもと こうもと
長谷 ながたに はせ
吉川 きっかわ よしかわ
今田 いまだ こんた
合田 あいだ ごうだ
鷲見 すみ わしみ
小谷 おだに こたに
小口 おぐち こぐち
小沼 おぬま こぬま
松谷 まつたに まつや
田上 たうえ たがみ たのうえ

それぞれ、皆さんがお付き合いのある方々の苗字については、即、○○さんとなるのでしょうが、同じ漢字でも呼び方の違うお友達がいると、どちらの呼び方が多いのか?なんて考えたこともないですよね?

私の身近でも「河野」(かわの・こうの)さんや「金野」(きんの・こんの)さん等、普通にお付き合いしていると普通にその人の呼び名で接しているので、今回、このようなデーターがあることにチョット興味が湧いてきた次第です。では、次の解説をご覧ください。

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漢字 多い読み方 解             説
外山 とやま 関東南部に「そとやま」がいる他は圧倒的に「とやま」=全国で90%以上とのことです。
古山 ふるやま 浜松や弘前など、所々で「こやま」の多いところがあるが、全国的には「ふるやま」が多い。
古谷 ふるや 岡山では「ふるたに」が主流でその他の地域でも混在してますが、全国的には「ふるや」が多い。
上岡 かみおか 東日本では「かみおか」が多く、西日本では「うえおか」が主流。全国では70%位「かみおか」です。
神山 かみやま 岐阜県南部や滋賀県南部などに「こうやま」が集中している他は、「かみやま」が主流。
神野 じんの 全国的には「かみの」が過半数の県が多いようですが、日本一「神野」の集中している愛媛県では殆どが「じんの」ということです。また、和歌山県では「こうの」と呼ぶ方が多いそうです。
清野 せいの 東北では圧倒的に多く、関東でも「せいの」が多い。西日本では「きよの」が多い。
千田 ちだ 東北以北では圧倒的で関東でも「ちだ」が多く全国では過半数以上、北陸以西では「せんだ」が主流。
大和 やまと 長野県に「おおわ」と読む所がある他、殆どの地域(全国では80%以上)で「やまと」のようです。
長田 おさだ 日本一「長田」の集中している山梨県では99%以上が「おさだ」。西日本では「ながた」が多い。
土橋 どばし 東日本では「どばし」、西日本では「つちはし」が過半数の地域が多いそうですが、全国的には「どばし」
飛田 とびた 日本一多い茨城では圧倒的に「とびた」で全国的には80%。「ひだ」は神奈川、愛知、大分などに多い。
久野 くの 九州北部では「ひさの」が多いが、その他の地域では「くの」が主流です。
河本 かわもと 岡山を中心に山陽地方では「こうもと」が主流ですが、他の地域では「かわもと」が主流のようです。
長谷 はせ 西日本では「ながたに」ですが、東日本では「はせ」が殆どで、全国では「はせ」が多いようです。
吉川 よしかわ 山陰地方や、秋田市、静岡市等に「きっかわ」が多いが、全国的には「よしかわ」が多いようです。
今田 いまだ 山形を中心に東北以北では「こんた」。西日本の殆どで、また、全国的にも「いまだ」ということです。
合田 ごうだ 「合田」姓の集中している北四国では圧倒的に「ごうだ」ということです。
鷲見 すみ 圧倒的に多い岐阜県の「すみ」が、全国でもやはり一番ということです。
小谷 こたに 高知では「おだに」が主流。「おだに」は京都にも。鳥取では「こだに」も。全国では「こたに」が多い。
小口 おぐち 長野と北関東に集中しており、長野が「おぐち」北関東で「こぐち」。全国では「おぐち」が80%。
小沼 おぬま 関東近辺に集中している苗字で「おぬま」と「こぬま」が混在しているが、一番多い茨城では圧倒的に「おぬま」が多いこともあって「おぬま」ということです。
松谷 まつたに 青森・北海道では「まつや」が圧倒的に多いそうですが、その他では「まつたに」が主流で、特に関西では殆どが「まつたに」ということで全国では「まつたに」のようです。
田上 たのうえ 熊本を中心に九州南部では「たのうえ」。ほかの地域では「たがみ」と混在して「たがみ」のほうが多いようですがトータルすると「たのうえ」が60%近くというようです。

御覧のように、私自身、それぞれの呼び方の知人がいますので、特に気にしないでお付き合いしてきていましたが、この様な、呼び方に地域差があったことなど・・・本当にむつかしい苗字の由来があるのだなあ~と改めて、感じ入った次第です。

このように、調べてみた結果、私の知人の出身地=(県名と苗字の発生の地=事典にある地名)とが異なっている人たちは、ご先祖様が転勤されて移り住まわれて、現在があるのだなあ~・・・かくいう私自身も九州から遠く離れた場所に、昔の苗字で暮らせていますのも、日本が「平和の国」で、日本全国、今は、世界中どこへでも行き来することができる幸せを感じながら、~本当に同じ漢字でもまた、ローマ字読みで同じなのに漢字になると違った苗字になる日本人の苗字には?!と感じてしまったおじいちゃんでした。

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