今日はヒヨドリの仲間の救助について、感動的なシーンを目撃したので急遽ヒヨドリ編とします。
今日も通常通りに庭のバードテーブルに食事を並べていつものパターンを少し観察して内に入ってしばらく経った頃、ヒヨドリが盛んにやかましいくらいに鳴き出したので再度庭に出てみたところ、数羽が庭の木に止まってさえずり、一羽が盛んにすぐ隣の垣根の下をのぞき込み(声をかけて)さえずっているではありませんか。
そこは、介護施設の3階建ての建物と隣接するスーパーマーケットの境界線にあるコンクリ-との壁とスーパー側の金網の柵の間です。
隣の施設の方がその様子を見て施設側から下の壁と金網の柵の間を覗き込み
「助けてあげようか」「でも柵と柵の間で手が入れられないよ」などと話しているので、私も気になって、庭からでは見えないので2階に上がってみてみました。
ヒヨドリは、施設の方がすぐ近くにいても動じないで盛んに囀りかけていましたが、そのうち決心したように垣根と垣根の間に舞い降りていきました。
そして間もなく、救助したヒヨドリが飛び立ち、救助をあきらめたのかと思っていたところ、2羽目(助かったヒヨドリ)が垣根の下から這い出して先に飛んでいったヒヨドリの方向に飛んでいきました。
改めてその現場を確認したところ、スーパー側の庭から施設のコンクリートを伝ってツタが張っているではありませんか
間抜けな(?)ヒヨドリ がどうしてそんなところに入ったのか、そしてそのツタの弦に絡まっていたので飛び立てなくなっていたのではないかと推測されます。
それでも仲間の救助のためには、すぐ身近に人間がいても構わず盛んに一生懸命励ましの声をかけ、とうとう最後にはあの狭い垣根の間にまで下りて行って絡まったツタを開放して仲間を助け出したこのヒヨドリには本当に感動しました。我々も見習うべき善行ではありませんか!
*ヒヨドリはもともと夏は山で繁殖し食糧不足になる冬に人里迄下りてくる「漂鳥」でしたが、30数年前ごろから突如夏でも人里に出没するようになって、今では「留鳥」化しているので、車でうるさい街路樹にも巣作りするほどに繁殖しているようです。
「ヒヨドリの仲間救助に感動した」おじいちゃんの一言(2015.1.23)