我が家の庭には、今の季節には鳩・スズメはもちろんヒヨドリ・しじゅうから・メジロがやってきます。
鳩とスズメは雑穀(アワ・ひえ・カナリアシードキビ・その他調味飼料混入)を常食とし、市販の小鳥の餌以外のものを食べている所を見たことはありません。
メジロが柿の木やその他の果実の木に止まっているところはよく見かけます。そして、メジロが来出したこの頃は、柿の熟柿やブドウの落ちこぼれやバナナ・ミカンなどをメジロのために別の場所においてみます。そこには、不思議と鳩とスズメは寄り付きません。
メジロのためのこれらのえさは、朝一番にスズメが集まりだしたころに用意しますが、メジロはすぐにテーブルにつきます。でも、すぐにヒヨドリがこの雀たちの賑わいを聞きつけてやってきて、メジロのえさをひどいマナーで食い散らしてしまいます。この状況を見た主人が庭に出ると鳥たちは一斉に飛び立ちます。しかし、メジロは自分のためのえさが用意されていることを理解しているようでテーブルのすぐ横の木に止まってヒヨドリが退散したことを確認できるとすぐにテーブルに戻ります。
ここで、メジロはカップルなのにオスの方(?・・あるいはかみさんかな?)
強い方が同席させない(同席しようとすると追い出してしまう)ことがわかり
新たに近くにもう一か所テーブルを作ると、いつも同席を願っている方は毎回同じパターンを繰り返しながら、新しいテーブルに着くことを覚えました。
強いほうは、自分の分がなくなるとすぐに新しいところの彼女(?)の分まで食べに移ります。そして、あまり時間が長くなると、ヒヨドリが引き返してきてまた、メジロは追い出されてしまいます。
このヒヨドリも、強いほうが先に来ていた弱いほうを追い出してしまいます。…これは鳩・スズメ・メジロにも見られた鳥類すべて共通の現象ですね。
これらの鳥類が、庭に来てくれることは本当に気が休まるひと時です。
私は九州の田舎育ちですから、子供のころには、メジロをたくさん飼っており
手乗りになっていて、毎日一度は外で水浴びをさせてそのまま外に放してやっても時間が来ればきちんと内に戻ってくるほどかわいい友達でした。
東京では飼えないけれど、こうしてこの時期になると決まって毎年同じメジロ(と思われる。)が来てくれることは、数十年前の子供時代がよみがえってくるようで実に心が和むひと時です。
小鳥好きのおじいちゃん