飛蚊症(ひぶんしょう)って知ってますか?
読んで字のごとく、蚊が飛んでいるように見える症状のことです。
原因は目の水晶体のなかの液体が濁って、蚊みたいに黒い点になって現れたり、小さな糸くずが動いているように見えたりするのです。
私は現在36歳。
まだ若いと辞任していましたが、飛蚊症になってしまいました。
というか、飛蚊症という、ことを知らずにいたので、最近の様にひどくなるまではコンタクトにゴミが着いているのかな?それとも目にゴミが着いているのかな?
なんて思って、アイボンで洗ったりしていました。
まさか目玉の中に原因があるとは考えていなかったので、洗うとなんかなくなった気になっていたんですね。
でも、ほんとにここ最近スマホと使う様になってから、気になりだしたんです。
で、ネットで調べたら「飛蚊症」って言うことがわかったんですね。
しかも、基本的に治療法がないと。
「ガーン、、、、、」
そうなると余計に気になりだします。
左目の中央に蚊のような点、とその横にウネウネト、糸が見えるんです。
それ以外の細かいのも気になりだして、、、、、。
これには参りました。
視界にこんなのがあって、それと一生付き合って行くなんて、、、、、、。
調べると強度の近視に人はなりやすいのだとか。
なるほど、自分は強度の近視、裸眼で0.04とかそのくらいです。
で、もっと怖いのが、生理的飛蚊症とその他の病気が原因で起る飛蚊症があって、特に急激に飛蚊症が増えた時には注意が必要なのだとか。
そういえば私はこの1カ月足らずで、急激に増えてきたと感じたので、さっそく怖くなってその日のうちに眼科で行きました。
眼下に行くと、視力や眼圧検査をされた後、瞳孔を開く点眼をされます。
点眼後はコンタクトを付けてもいいのですが、薬が効いてくるまでは待合室で30分程待つことになりました。
これが曲者で、どうも目の筋力を弛緩するようで、近くにピントが合わなくなります。
結構気持ち悪い状態です。なぜこんなことをするのかと言うと、瞳孔と広げて目の水晶体の中の状態を確認するためなんです。
あと、薬の作用が5・6時間あって、その間自転車や車の運転は出来なくなります。
で、30分後に検査になりました。検査は目をひん剥いて、光をあてます。上、下、左、右、何回も視点を動かして検査します。
左目が主だったのですが、右目もやりました。
そして、医者から言われたことは、「飛蚊症ですね。年のわりに結構あります。でも、これ自体は特に問題ないのですが、ちょっと左目の網膜の右上に弱くなっているところがあって、今すぐにどうこうするものではないのですが、念のために1カ月後に必ず来てください。」と言われました。
なるほど、医師の中で、もはや飛蚊症は問題にならないようです。
それくらい飛蚊症についてはあっさりとしたものでした。
それよりも失明の危険性がある網膜剥離の危険性を疑われました。
飛蚊症とわかってから正直2週間ほどは、見る度にズーンと心が重たくなり、ストレスで眠れなくなって、もうどうにかなりそうな気持になりました。
でも、ネットで見るとどうも同じよな境遇の人は思った以上に多いことがわかり、結構ほっとしました。
また、オールアバウトで飛蚊症の専門家が
「飛蚊症で悩むのは理解できる。でも現在の医学ではどうにもならないもの。それをどうにか治そうと求め続け結果として心まで病んでしまうのは、体に完璧さを求める心自体を治療する必要あるのかも知れない。
自分だけだと心配しないで、若いころは色々なことに悩むもの、私(医師)自身もそうした経験はある。
しかし、残念ながら人の体は完ぺきではなく、年を取れば病気をして、やがては死ぬ。
世の中には若くてして失明する人もいるし、がんで亡くなる人もいる。あきらめを知ることが豊かな人生を生きるための第一歩であるということをわかってほしい」
というような文を書いているのを見て。
なるほどな、諦めを知ることでより豊かになることもあるかもしれないな、と思い、ちょっと心が軽くなったのでした。
36歳はそんなに年よりではないけれども、20代の時と比べると腹は出るは、持久力はないわで、ちょっとづつ老いついても意識し始めていました。
と、同時にもっと体を大事にしないといけないな、と思った訳です。
そんな、ことがあってから1カ月程経ってみると、あんなに気になっていた飛蚊症が、そんなに気にならなくなりました。
気にすれば間違いなく見えるのですが、でもそれが当たり前になり、当たりまえになると無視できるようになるんですね。
人の脳ってのは結構優秀だな、と思った訳です。
でも医者からはもう一度受診するように、と言われているので、月末辺りに一度受診しようと思っています。
飛蚊症で気持ちが落ち込んでいた時にネットで記事を検索して、自分の心が軽くなったように、もしこの記事であなたの心がいくばくかでも明るくなれば幸いです。